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与謝野らいちょうの部屋

与謝野らいちょうの部屋

オレンジデイズを見て、思い出したこと

今から約10年前の話。

私達夫婦は、悩みに悩んだ末、分譲マンションを買って、引越しをした。
その当時、子供は二人いた。

私達は共働きなので、当然のごとく子供は、新しい保育所に入ることになった。

そこで、私は初めて、近しい人に聾唖者を持った。
・・・・言い方が悪いかもしれませんが、昔から、聾唖の人がいるのは知ってるし、見たこともある、でも、仲良く話す・・・というのは、初めてだった。

彼女(私が親しくしていたのは奥さんの方なので、主役は彼女ということで)は、私より少し年上で、べっぴんさんだった、だけでなく、性格もすごく良かった。

私は、少しでも彼女とお話したくて、保育園に通っている保護者の方々が作った手話教室に通ったし、職場の手話教室にも通った。

ある時、異動になって、その職場近くの喫茶店に寄ったら、そこのマスターは聾唖者だった。私が少し手話ができることを知ったマスターはすごく喜んでくれて、私も、少しでも手話をしたり、聾唖の人たちと触れ合うことで、色々学べるかなぁと思いその店に通っていた。

でも、私は、そのお店と上手に付き合えなかった・・・・

手話が未熟な私と、聾唖者は何をやっても許されると思っているんじゃない?みたいな態度のマスター・・・私の友人も、「何でお金を払って、こっちが気を使わないといけないの?」と言って、そのお店には行かなくなった・・・

確かに、音が聞こえないので、コーヒーをお客さんに出す時に、静かに出すのは難しいかもしれないけれど、「彼は耳が聞こえないから・・・」と知っていても、「ガッシャン!!」と投げつけられるように置かれるコーヒーには、いつも疑問があった。・・・(まぁ、彼だけかもしれないが・・・健常者がそんなことをしたら、客から何を言われるかわからないのに!!)

やはり、もっとお互いを知るために、普通に耳が聞こえる人と、聞こえにくい人の交流が必要なのかもしれないですね。


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